12月に入り、忘年会やクリスマスなど、楽しいイベントが多いシーズンですね。 ついついお酒が進み、揚げ物やシメのラーメンまで食べてしまった…。
そして翌朝、パンパンにむくんだ顔と重たいお腹を抱えて、こう決心していませんか?
「昨日は食べ過ぎたから、今日は一日何も食べない!(絶食)」
その気持ち、痛いほど分かります。 プラスマイナスゼロにして、帳尻を合わせたくなりますよね。
でも、STEELのトレーナーとして、はっきり申し上げます。 その「翌日の絶食」こそが、あなたを「太りやすく、痩せにくい体」にしてしまう最大の原因です。
今回は、飲み過ぎ・食べ過ぎた翌日にやるべき、STEEL流の正しい「リセット術」をお伝えします。
なぜ「絶食」がNGなのか?
食べ過ぎた翌日、あなたの体の中で起きているのは「エネルギー過多」だけではありません。アルコールの分解でビタミンやミネラルが大量に消費され、**「深刻な栄養不足」と「脱水」**の状態にあります。
この状態で絶食をしてしまうと…
- 筋肉が分解される 栄養が入ってこないと、体はエネルギーを作るために、脂肪より先に「筋肉」を分解し始めます。筋肉が減れば、基礎代謝が落ち、リバウンドしやすい体になります。
- 代謝がストップする 食事による熱産生(DIT)が起きないため、体温が上がらず、カロリー消費モードになりません。
- 次の「ドカ食い」を招く 極端な空腹は、脳の防衛本能を刺激します。その反動で、翌々日にまた食欲が暴走するという負のループに入ります。
プロが実践!翌日の「リセット食」3つの鉄則
食べたものが体脂肪として定着するには、約48時間(2日)かかると言われています。つまり、翌日と翌々日の2日間で調整すれば、チャラにできるのです。
「食べない」のではなく、代謝を戻すために「必要なものを食べる」。これが正解です。
鉄則1:「水」をいつもの倍飲む
翌日の体重増加の正体のほとんどは、実は「脂肪」ではなく、塩分の摂りすぎによる「むくみ(水分)」です。 体内の塩分濃度を下げるために、体は水分を溜め込もうとしています。
まずは水をたくさん飲んで、**「体内の汚れた水を、綺麗な水に入れ替える」**イメージで、尿として余分な塩分を排出しましょう。
鉄則2:「カリウム」でむくみを撃退する
塩分(ナトリウム)を体の外に出す働きをするのが、ミネラルの**「カリウム」**です。これを積極的に摂ることで、顔や足のむくみがスッキリ取れます。
- おすすめ食材:
- 海藻類(わかめ、ひじき、昆布)
- 果物(バナナ、キウイ)
- 野菜(ほうれん草、アボカド)
- 最強メニュー: 「具だくさんの味噌汁(わかめ・きのこ・豆腐)」 水分とカリウム、そして温かい汁物で代謝も上がる、最高のリセット食です。
鉄則3:肝臓を労る「低脂質タンパク質」
アルコール分解で疲労困憊の肝臓を労るために、脂っこいものは控えましょう。 しかし、代謝を回すための「タンパク質」は必須です。
- おすすめ食材:
- 鶏むね肉(皮なし)、ささみ
- 白身魚、マグロの赤身
- 豆腐、納豆
- 温泉卵
まとめ:楽しんだなら、切り替えればOK!
忘年会は、大切なコミュニケーションの場であり、心の栄養です。 食べてしまったことを後悔する必要はありません。
「昨日は楽しんだ!よし、今日からリセット食で体を労ろう」
そうやって気持ちを切り替え、またジムに来ていただければ、それで100点満点です。 STEELは、完璧な食事制限を求めるジムではありません。人間らしい生活を楽しみながら、長く続けられるバランスを一緒に見つけていきましょう。
「外食続きで、どうしても調整がうまくいかない…」 そんな方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。あなたのライフスタイルに合わせたリセット術をご提案します。
パーソナルジムSTEEL
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沖縄県那覇市銘苅1−14−16 大盛産業ビルB1
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