40代からが本番！「昔と同じ方法じゃ痩せない」理由と、40代から始めるべき正しいボディメイク術

投稿日 2025年10月22日
著者 web担当スタッフ
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「若い頃は、少し食事を抜けばすぐに体重が戻ったのに…」「食べる量は変わらないのに、お腹周りの脂肪だけが落ちない」「健康診断の数値が気になり始めた…」

40代を迎え、こうした体の変化に戸惑いや焦りを感じている方は、決して少なくありません。

結論から申し上げます。あなたが感じているその変化は、気のせいでも、努力不足でもありません。 40代からの体は、20代・30代の頃とは明らかに異なり、「若い頃と同じダイエット法」は通用しなくなるのです。

しかし、悲観する必要は全くありません。 40代は、これまでの知識をアップデートし、**「大人のための正しいボディメイク」**を始める絶好のタイミングです。

今回は、なぜ40代から痩せにくくなるのか、その理由と、今すぐ始めるべき正しい対策をSTEELのトレーナーが徹底解説します。

なぜ？「昔と同じ方法」が通用しない3つの理由

同じことをしていても太りやすくなるのには、明確な科学的理由があります。

1. 基礎代謝の「急降下」

何もしなくても消費されるカロリーである「基礎代謝」。その大部分を担っているのが**「筋肉」です。しかし、筋肉量は30歳頃をピークに、何もしなければ年に約1%ずつ減少していく**と言われています。基礎代謝が落ちれば、摂取カロリーが同じでも消費カロリーが少なくなるため、余った分が脂肪として蓄積されやすくなるのです。

2. ホルモンバランスの変化

特に女性は、40代から女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が減少し始めます。エストロゲンには内臓脂肪を溜まりにくくする働きがあったため、その減少に伴い、お腹周りや腰回りに脂肪がつきやすくなります。これは、男性も同様にホルモンバランスの変化によって起こり得ます。

3. ライフスタイルの変化とストレス

40代は仕事での責任が増えたり、家庭での役割が忙しくなったりと、心身ともにストレスがかかりやすい時期です。ストレスホルモン「コルチゾール」は食欲を増進させ、特に内臓脂肪を溜め込む働きがあります。また、忙しさから運動不足になりがちなことも、消費カロリーの減少に拍車をかけます。

40代が絶対にやってはいけない「NGダイエット」

この現実を前に、焦った40代の方が陥りがちなのが**「極端な食事制限」**です。例えば、「朝食を抜く」「サラダだけにする」「糖質を完全にゼロにする」といった方法です。

若い頃はこれで一時的に体重が落ちたかもしれません。しかし、代謝が落ちた40代でこれをやると、脂肪だけでなく、最も失ってはいけない「筋肉」までごっそり削ぎ落としてしまいます。

筋肉が減れば基礎代謝はさらに低下し、食事を元に戻した途端に猛烈なリバウンドが待っています。これこそが、40代のダイエットが失敗する最大の原因なのです。

40代からが本番！STEELが提唱する「正しいボディメイク術」

では、40代からは何をすべきか？答えはシンプルです。

1.「減らす」から「選ぶ」へ。代謝を上げる「守りの食事」

40代に必要なのは「絶食」ではありません。体の材料となる栄養素を賢く「選ぶ」ことです。

タンパク質は最優先で確保する： 筋肉の材料となる肉、魚、卵、大豆製品は毎食必ず摂りましょう。代謝を維持する鍵です。
良質な脂質を味方につける： 脂質はホルモンの材料にもなります。アボカド、ナッツ、青魚（サバ・イワシ）などの良質な脂質は適度に摂りましょう。
炭水化物も「ゼロ」にはしない： 体を動かすエネルギー源として不可欠です。玄米、オートミール、全粒粉パンなど、血糖値の上がりにくい「質の良い炭水化物」を選びましょう。

2. 代謝の「土台」を作る。「攻めの筋力トレーニング」

食事だけで痩せられた時代は終わりました。40代から最も重要なのは、落ちていく筋肉量を食い止め、むしろ**向上させる「筋力トレーニング」**です。

ウォーキングやランニングだけでは、筋肉量の維持・向上は困難です。スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどに代表される、体の大きな筋肉（脚、背中、胸）をしっかり鍛えるトレーニングが不可欠です。これらの大きな筋肉を鍛えることで、基礎代謝が効率よくアップし、「痩せやすく、太りにくい」体の土台が再構築されます。