お酒を飲むと筋肉が溶ける!?忘年会シーズン、肝臓を死守するための「飲みトレ」ルール

12月も後半戦。 連日の忘年会で、「トレーニングに行けていない上に、お酒ばかり飲んでいる…」という方も多いのではないでしょうか。

トレーニーの間でまことしやかに囁かれる怖い噂。 「お酒を飲むと、筋肉が溶ける」

これ、都市伝説だと思いたいですが… 残念ながら、半分は事実です。

アルコールは、筋肉にとって「分解(カタボリック)」を招く大敵。 しかし! 飲み会は大切なコミュニケーションの場であり、心の栄養です。「一滴も飲むな」なんて、STEELは言いません。

今回は、筋肉へのダメージを最小限に抑え、肝臓を死守しながらお酒を楽しむための**「飲みトレ」ルール**を伝授します。


なぜ、お酒で筋肉が減るのか?

理由は、あなたの体の「工場長」である**「肝臓」**の働きにあります。

普段、肝臓は「筋肉を作れー!」とタンパク質を合成する仕事をしています。 しかし、アルコール(毒素)が入ってくると、肝臓はパニックになります。

「緊急事態だ!筋肉なんか作ってる場合じゃない!全力でアルコールを解毒しろ!!」

こうして、筋肉の合成はストップ。 さらに、アルコールのストレスで「コルチゾール」というホルモンが分泌され、今ある筋肉を分解してエネルギーに変えようとしてしまうのです。これが「筋肉が溶ける」の正体です。


肝臓を助ける「飲みトレ」3つの鉄則

筋肉の分解を食い止めるには、肝臓の負担を減らすしかありません。 今日から使える3つの防衛策を覚えておいてください。

鉄則1:飲む前に「アミノ酸(BCAA)」という鎧を着る

飲み会の前に、「BCAA(アミノ酸)」のサプリメントを飲んでおくのが最強の防御です。 (もしサプリがなければ、乾杯の前に枝豆豆腐を食べてください)

血中のアミノ酸濃度を上げておくことで、体は「栄養は足りている」と判断し、筋肉の分解(自給自足)を防ぐことができます。 「飲む前に飲む」。これはウコンではなく、アミノ酸です。

鉄則2:「同量の水」で薄める

アルコールは脱水作用があり、筋肉から水分を奪います。水分が抜けた筋肉は、干し肉のように萎んでしまいます。

お酒を1杯飲んだら、必ず**「水(チェイサー)」を1杯飲む**こと。 体内のアルコール濃度を薄めれば、肝臓の解毒作業が楽になり、早く通常業務(筋肉合成)に戻ってくれます。

鉄則3:おつまみは「焼き鳥(塩)」一択

肝臓を労るには、良質なタンパク質が必要です。 揚げ物やシメのラーメン(脂質×糖質)は、疲れた肝臓に追い討ちをかけます。

  • 焼き鳥(塩・タレなし)
  • 刺身
  • だし巻き卵

これらを選べば、おつまみは「筋肉の材料」に変わります。


まとめ:翌日は「よく寝る」こと

そして、飲み会の翌日に一番やるべきこと。 それは、無理にジムで走ることではなく、**「水を飲んで、よく寝ること」**です。

肝臓の回復には、睡眠が不可欠です。 しっかり寝て肝臓が元気になれば、またすぐに筋肉を作ってくれます。

「お酒は適量、水は多め、おつまみはタンパク質。」

このルールという名の「お守り」を持って、忘年会シーズンを楽しく乗り切ってください。 そして、肝臓が復活したら、STEELで思いっきり体を動かしましょう!


パーソナルジムSTEEL

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